図書館の運営方針
福山市図書館のめざすサービス(運営方針)
はじめに
福山市は、7館1移動図書館により図書館サービス網を形成し、福山市各図書館が一体となって市内全域の図書館サービスを展開しています。
福山市図書館は、福山市がまちづくりの基本理念にかかげる「人間環境都市」に基づくとともに、文部科学省から示された「公立図書館の設置及び運営上の望ましい基準」(2001年(平成13年))や「これからの図書館像~地域をささえる情報拠点をめざして~」(2006年(平成18年)3月)を踏まえ、「福山市中央図書館基本計画」との整合性をはかりながら、次の図書館像・サービスをめざします。
1.福山市図書館のめざす図書館像
福山市図書館は、これまでどおり乳幼児から高齢者まで、また図書館利用に障がいのある人や外国人など、すべての市民に信頼される図書館をめざすとともに、「これからの図書館像~地域をささえる情報拠点をめざして~」にある、次の3つの視点での図書館づくりをめざす。
(1)役に立つ(課題解決型)図書館
市民の読書を支援するとともに、地域や市民が日常生活を送るうえで生じるさまざまな課題の解決を支援するために必要な資料や情報を提供できる図書館をめざす。
課題解決支援として、行政支援・学校教育支援・ビジネス支援・子育て支援のほか、医療・健康・福祉・法務等に関する情報や地域資料など、市民ニーズに応じた情報の提供に努める。
(2)電子媒体活用図書館
情報化の進展に伴い、電子媒体を活用し、印刷媒体とインターネット等による電子媒体を組み合わせて利用できる図書館をめざす。
電子媒体を活用した図書館とすることにより、豊富な情報の中から市民が必要とする情報を提供するとともに、レファレンスサービス機能を充実する。
また、図書館のホームページ等の充実により、インターネット上のさまざまな情報やサービスの入口となるのはもちろん、広範囲にわたる資料・情報の収集・整理・保存・提供に努める。
(3)地域文化を継承・保存する図書館
多様な資料・情報を収集・保存し未来に継承する図書館をめざす。
特に地域資料は、活字資料以外にも地域の様子や生活の姿が具体的に記録されている映像資料や音声資料等がある。
地域の関係機関や団体等と連携をはかりながら、これらの資料の収集をおこなうとともに、電子化による保存と情報発信をおこなう。
2.サービス方針
各種資料・情報提供に関するサービス
(1)資料の収集・保存
さまざまな分野の活字資料やCD・ビデオ・DVDなどの視聴覚資料および電子資料や各種データベースなど図書館資料として適切な資料の収集をおこない、蔵書の充実を図る。
(2)貸出・閲覧サービス
貸出・閲覧は図書館の基本的な機能であり、市民の求める資料を幅広く収集し、提供する。
利用者が求める資料が探しやすい配架をし、閲覧スペースを充分に設ける。
(3)予約・リクエストサービス
市民の予約やリクエストに的確・迅速に応えるため、蔵書の充実を図るとともに、相互貸借制度を活用する。
(4)レファレンスサービス
さまざまな質問・相談に対し、的確に回答や資料の提供をおこなうレファレンスサービスの充実をはかる。
情報源となる人・組織・機関などを紹介するサービス(レフェラルサービス)に取り組む。
(5)行政支援サービス
地域資料や行政資料などの整備と活用を図り、市政へ情報提供をおこなう。
(6)地域情報の提供サービス
地域資料を広く収集・整理し、市民へ情報提供をおこなう。
(7)移動図書館によるサービス
中央図書館や地域図書館の機能を補完するため、資料の貸出、読書相談、予約・リクエストサービスなどの図書館サービスを提供する。
(8)学校支援サービス
こどもが本に親しむことができるよう学校と連携し、学校図書館の活用を支援する。
団体貸出による資料の援助をおこなう。
職場体験の受入れをおこなう。
(9)情報発信サービス
ホームページなどの電子コンテンツの活用により、資料および図書館に関する情報を利用者に提供する。
(10)電子資料などによるサービス
市民が利用するインターネット端末を整備し、情報収集を可能にする。
電子資料や各種データベースなどを収集する。
(11)行事の企画・実施
市民の文化活動や交流を促進するため、各種機関と連携をとりながら、講演会・読書会・展示会などの各種行事を企画・実施する。
(12)ボランティアとの協働
絵本の読み聞かせや資料の装備、館内の展示など、ボランティアと協働して図書館活動の充実に取り組む。
(13)職員の専門的資質の向上
図書館サービスの発展を保証するために、職員にたいする継続的な研修をおこない、業務にかかわる専門的資質の向上に努める。
利用者に応じたサービス
(1)乳幼児へのサービス
乳幼児から絵本などに親しむことができるよう、絵本の読み聞かせなどをおこない、心と言葉の発達を促すとともに親と子のコミュニケーションを育む。
(2)児童へのサービス
こどもたちが読書を楽しむことができるよう、児童図書コーナーの充実を図り、本の配置や展示を工夫し、親しまれるサービスをめざす。
読書相談やこどもたちからのレファレンスに対応できる環境を整備する。
(3)ヤングアダルト(青少年)へのサービス
読書離れの傾向の強い中学生・高校生の世代が親しみやすい資料を収集し、提供する。
(4)社会人へのサービス(ビジネス支援サービス)
高度化・多様化する市民ニーズに対応するとともに、日常の仕事や暮らしに役立つ資料・情報を収集し、提供する。
問題解決や調査・研究を支えるサービスに加え、起業や資格取得など市民のビジネス活動を支援するサービスの充実を図る。
(5)高齢者へのサービス
拡大読書器などの機器の整備をする。
大活字本などの資料を収集し、提供する。
(6)図書館利用に障がいのある人へのサービス
点字本・字幕入り映像資料・録音資料などを収集し、提供する。
手話通訳士によるサービスや対面朗読サービス・宅配サービスなどの充実を図る。
(7)多文化サービス
国際化に対応して、相互理解を深めるために外国語資料を収集し、提供する。
外国語・日本語を学習するためのCDやDVD、日本を紹介した外国語資料なども収集し、提供する。
